たばこの価格は上昇の一途をたどり、メビウスファミリー|JTによるとメビウスが1箱540円となっております。
なお、このうち半分以上が税金であるという事実は、あまり多くの人に知られていないのでは。
1日1箱吸うと、30日で 540(円)×30(日)=16,200円の出費になります。
1年間、1日1箱を吸い続けると 540(円)×365(日)=197,100円。

なお、喫煙率ですが2018年現在、男性が29.0%、女性が8.1%で、男女計17.8%となっています(喫煙率|国立がん研究センターを参照)。
【目次】
たばこなんて絶対に吸うな
たばこを吸う理由は「ニコチンを摂取するため」ですよね。
ニコチンを摂取すると脳からドーパミンと呼ばれる快感物質が分泌され、リラックス効果などをもたらします。この快感を求めて、人はニコチンを吸うのです。
ニコチンは殺虫剤にも使用されるほどの毒性を持ち、基本的に摂取しないほうが健康によいです。なので、いま、
ニコチン依存症ではない方が興味本位でニコチンを摂取することは一切推奨しません
のでご注意ください。
さらにいえば、ニコチン摂取で得られるドーパミン量や不安解消感は、ニコチンを摂取したことのない人の水準を下回ります。健康体にプラスアルファでよい結果をもたらす物質ではありません。
ニコチン依存症の人は苦しむ
学童期に悪友の誘いに乗ってたばこを興味本位で吸ったがゆえに、ニコチン依存症になってしまった。
あるいは、両親が美味しそうに吸うのを幼少期から見ていて、憧れを持っていて吸ったがゆえに、ニコチン依存症になってしまった。
理由はひとそれぞれあろうかと思いますが、何らかの理由でニコチン依存症になってしまったあなた。ご愁傷様です。

何度も何度も禁煙を試み、長い期間で7年、短い期間では数日で挫折してしまい、現在に至ります。
ニコチン依存症の人は、「こんなもの、やめたい」と思いながらも、止められない自己矛盾の中で苦しんでいます。しかし、依存症とは大変、手ごわい相手です。簡単に止められないから依存症なのです。
経験則より、たばこを止めるには理由が必要と感じます。それも、かなり強めの理由。例えば医者に強く止められた、だとか、子供が生まれるから、だとか。そういった理由がなければまず失敗します。理由の種類というより、その理由に対する思いの強さと表現したほうが適切かもしれません。
なお、厚生労働省はニコチン依存症についてWEBサイトで啓発し、禁煙を推奨する立場をとっています。
かたや、財務省はたばこ産業の主要株主という、いびつな様相を呈しています。
止められないなら吸う。しかし、お金が…
何度も禁煙失敗を繰り返して、今、思うことは「止められないなら吸う」という決意です。
開き直りとも受け取られそうですが、止めたいのに止められない自己矛盾の中で生活するよりは、いっそ、思い切って「吸うんだ!」という決意があったほうが健全と判断しました。
きっと、強い理由を持てれば、そのうち止められるだろう、と高をくくっています。
しかし、問題は出費が痛すぎることです。たばこの値段が上がっているのは冒頭で述べたとおり。新型たばこにしたところで、たとえばアイコスは550円(マルボロ)、プルームテックは540円(メビウス)、グローは500円(ハイパー各種)と、出費の痛さは変わりません(加熱式タバコ主要銘柄価格一覧|男の隠れ家デジタルを参照)

ニコチンの摂取方法
現在、国内でニコチンを摂取する方法は以下のとおりです。
- 葉たばこを吸う
- 新型たばこを吸う
- ニコチンパッチを貼る
- ニコチンガムを噛む
- ニコチンリキッドで摂取する
最後の「ニコチンリキッドで摂取する」で「あれ?」と思ったあなたの感性は普通です。なぜなら、この手法は一般に知れ渡っていないからです。
ニコチンは個人で海外から輸入することが可能。知っていましたか?
ニコチンリキッドの国内での販売や譲渡は薬事法によって禁止されていますが、国内でもニコチンリキッドを使用している人はたくさんいます。 それは、ニコチンリキッドの「使用所持」は禁止されていないからです。
薬事法において使用に関する禁止内容は規定されておらず、使用するために所持することは違法にはならないのです。 そのため、ニコチン入りリキッドの販売が禁止されていない海外より購入して使用することも違法にはなりません。
引用文内の「薬事法」は現在「薬機法」正式名称は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」です。
国内ではニコチンの製造・販売・譲渡を同法律で禁じています。しかし、所持使用に関しては法律の縛りがないのです。
なお、個人輸入の量には上限があり、「用法容量から見て一ヶ月分以内」との見解が厚生労働省から示されています。
具体的な数量は120ml/月が目安で、上限金額は16,000円。あくまで目安です。この金額に満たない場合でも税関を通過しなければ入手できない可能性もあります。(税関の判断でNGが出ることもある)
ニコリキのコストは?
私が知るサイトでの価格を基準にしますと、1本30mlのリキッドが2,000円、120mlで8,000円です。
輸送料を含めるとこれで約10,000円。
うわ、高い!と思ったあなた、少し待ってくださいね。
このニコチンリキッドを吸引する方法はあとで話しますが、VAPEというガジェットを使います。
VAPEにニコチンリキッドを注いで、それを蒸発させて吸うのです。
例えば1日2mlを使うとして、30日で60ml、120mlだと約2か月分です。
たばこ代は1日1箱で30日16,200円でしたね。2か月で32,400円。この時点でニコリキのほうが22,400円も浮いています。
VAPEは安いもので2,000円少々、中の消耗品パーツであるコイルも1か月2,000円もかからないので、やはりたばこ代より安いです。

ニコリキを薄める
別売りの「プロピレングリコール」でニコリキを薄めて吸うことで、さらにコストダウンを実現できます。
ニコリキを薄めると吸いごたえがなくなってしまうのでは?という疑問に関しては、輸入するニコリキのニコチン濃度をMAXの24mgにすることで解決します。
ニコチン24mgのニコリキをプロピレングリコールで割る際にニコチン1:プロピレングリコール3の割合で薄めてやると、ニコチン6mgのニコリキが120ml精製されます。
これを輸入したニコリキ24mg×3本すべてに行うと、総量が360mlとなるのです。
1日2ml使用するとして、なんと180日間も持つという、恐るべきコストの安さ。
ニコリキ輸入方法
個人で海外から自力で輸入するとなると、言語の壁という非常に高いハードルに阻まれます。
これをクリアするには、個人輸入代行業者を頼るとよいです。
自分の代わりに海外からの発注から自宅までの配送を手続きしてくれます。関税でのトラブル対応までやってくれるため、大変頼りになります。
ここで私が利用している個人輸入代行業者を紹介しましょう。
紹介料などは一切もらっていません。昔からの馴染みで、対応もサポートも細やかなので紹介に至りました。
実際の発注の流れ
- サイトで商品を選ぶ
- オンライン決済をする(または銀行振り込みなど)
- 商品が自宅に届くのを待つ
非常にシンプルです。
商品が届く日数は、税関を無事に通過するか否かでも大きく左右されますが、基本的には1週間~10日間で届くことが多いですね。
おすすめのVAPEはこれ
いろいろなVAPEを試してきましたが、初心者におすすめするのはこちらの商品です。
使い方は非常にシンプル。キャップをコイルごと外して本体にリキッドを注ぎ、キャップを閉じてスイッチを押す。これでコイルに通電し、蒸気化したリキッドを吸引できます。
スイッチ5回で安全装置ON、同じく5回で解除です。解除時にスイッチ長押しでLEDライトのカラーを変えられるのがちょっとしたオシャレ。
充電は本体側micro-USB、コネクタはUSBです。リチウム電池内蔵で、1日を使うには十分な容量を持っています。
おすすめのポイントはとにかくシンプルなことと、故障が少ないこと。これに尽きます。
ゴテゴテと機能の付いたVAPEは故障しやすい、というのが経験則です。結局は、このシンプルなVAPEに行き着きます。
おすすめの消耗品はこれ
ニコリキを薄めるためのプロピレングリコール(グリセリン)です。こちらは私が購入したもの。
「VG」と「PG」に関してですが、VG(グリセリン)は煙の出やすい粘性の高い成分、PG(プロピレングリコール)はさらりとしています。
吸いごたえ(ビジュアル的に煙の量が欲しい場合)はVG重視、そうじゃない場合はPGも含有させます。
VGはガッツリ系で見た目も気持ちよい反面、コイルの中綿が焦げ付きやすいという欠点もあります。
なので、ランニングコストを下げたい(コイルの焦げ付きを少なくしたい)人はPG重視がおすすめです。
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こちらはPG100%です。
VG100%のものもありますが、記事の性質上、紹介はしません。
次にコイルですが、こちらを買えば間違いありません。
ego AIOに使用することを前提にしています。
「焦げ付きにくいコイルはないの?」という疑問はあると思いますが、私の経験上、コイルはそもそも個々に当たりはずれがあって、それはどの商品も変わらないということです。
つまり、できるだけコイルの数が多い、お買い得の商品を選ぶべきでしょう。
ニコリキとPGを100均の20mgボトルに入れて、補充用リキッドとして常備しています。
VAPEでニコリキ生活の感想
とにもかくにもお金が浮きます。節約できる根拠はこれまでに述べたとおりです。
そして、吸いごたえがいい。喉へのキック感が、葉たばこや新型たばことは段違い。そして雑味がなく、煙の焦げた臭いもありません。(コイルが焦げていない場合に限る)
副流煙は無臭です。健康への害は、空気中にニコチンを霧散させているため、0ではないことに留意が必要です。
いつでも、1口でも吸えます。時間のない時にスパっと1口、なんて吸い方もあります。
理解のない人には、得体のしれないものに映ります。通電時の「シュー」という音も、異様さの演出に一役買ってしまっています。喫煙場所は選ぶかもしれません。
総評としては、もう葉たばこや新型たばこには戻れないメリットだらけ。コストも、味も、使い勝手も、すべてにおいてです。
おわりに
いつかは止めたいたばこですが、どうしても手ごわすぎて禁煙に失敗してしまう。
再起を図るまで喫煙者に甘んじるとして、金銭的にとても苦しいというあなた。この記事はHITしたと思います。
ニコチンを個人輸入して使用する、ということに抵抗を感じる人も多いでしょうし、周囲の理解もなかなか得られにくいのが現実ですが、喫煙者としてたばこ代を浮かせる方法としては、これがマストだと私は確信しています。
今後の法改正等で状況が変わるかもしれませんが、今は利用できる制度は利用して、個人の資産を守ってほしいと願っています。

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